この度、旭川の軌跡を描いたミュージカルに多大なるご協力を頂き感謝以外の言葉が見つかりません。
3年前に原作を書き始め時点で「誰を主人公にしようか?」と悩み、明治の開拓期に生まれてない自分が資料と想像だけで舞台を描くことの不安。フィクションと言えど、著名人や先人達を失礼なく登場させることへのプレッシャー。何よりオリジナル作品を作るにあたって脚本・音楽、それに伴う製作費を捻出出来るだろうか?と悩みました。一番の問題は13年ぶりの BREATH 本公演という事もあり、舞台で演じる大切なキャストが集まるだろうか?…・この様に答えが何一つ見つからない船出となりました。
でも演目は「Asahikawa」に!!…その一心で〜^^♪
BREATHは約30年前に官民一体型モデル団体として産声を上げ、芸術の発祥地・東京に出向き「Asahikawa」の史実に基づいたミュージカルを、郷里を離れ暮らしている方達、この北の街になじみ深い皆様にご覧いただくことを目標の一つとして活動して参りました。
その切なる我儘を団員と一緒に達成出来たのも、ご協賛頂いた皆様、クラウドファンディングにご協力頂いた皆様、そして会館に足をお運び頂いた方々のお陰だと思っています。
先人達の想いを如何に繋ぎ、その軌跡を次世代にどう渡して行くか!
歳を取ったせいか今回の舞台には、上記のメッセージを伏線としてふんだんに盛り込んでいます。奇跡の旅人としてこの世に生まれた私たちは、沢山の方と出逢い、そして語ることによって成長すると思います。今回の舞台でも約3,000名(旭川・東京)のお客様に、団員OneTeamとなりお伝えして参りました。少しでも心に届いていただければ幸いと願いながら。
今年3月にオーディションを行い、稽古を重ねた約7か月間は私の宝物となりました。そしてこの経験を下に団員一同また新たな道を歩んでまいります。何歳になっても…
Never too late
(決して遅くはない)
劇団「BREATH」
代表 森ただひろ